歴史や伝統、TikTok、地域基盤を活用した採用戦略に興味津々~「保育士の採用の成功事例を学ぶ」勉強会を開催~
一般社団法人 日本保育連盟(杉村栄一代表理事)の勉強会「保育士採用の成功事例を学ぶ」が6月5日(水)に東京都中央区日本橋のオルクドールサロンで開催されました。連盟会員の保育事業者ら約60人が参加し、基調講演やパネルディスカッションを通して登壇した法人が独自に展開する採用活動について学びました。

勉強会では今回から賛助会員による会社紹介を開催。マスセット株式会社、株式会社セゾン保険サービス、株式会社ミールケアの3社がそれぞれ展開する事業のプレゼンテーションを行いました。また、保育経営に関して行政への要望の受付や課題解決に向けた助言を行う「行政相談委員会」で委員長を務める井口智明理事と、補助金請求業務などの課題に対して相談を受け付ける「補助金対策委員会」委員長の渡辺竜太理事が、委員会活動について説明を行いました。
基調講演では、社会福祉法人清香会 Laboratory ディレクターの染谷真希氏が「求職者が働きたいと思える環境づくり」と題して講演。100年続く同法人の歴史の中で、染谷氏は「卒園児や保護者が戻ってきやすい、地域に根差した園づくりを目指し、魅力的な環境づくりを心掛けている」と話しました。
続いて、「TikTokを活用した今までにない新しい保育士採用」について株式会社ハイフライヤーズ 保育運営本部 キートス統括園長 日向美奈子氏がプレゼン。TikTokを活用し、日常の保育に関するリアルな保育士の姿や取り組みを動画やライブ配信し、就職活動を行う学生や求職者にアプロチーチしている手法を披露しました。日向氏は「こうした取り組みによる採用活動で約3000万円の費用の削減になった」と、TikTokを最大活用する同社の採用戦略による効果を強調しました。
最後に、学校法人三星学園理事長の渡辺竜太氏が「50年の歴史を持つ学校法人が実践する伝統的な保育士採用活動」を説明しました。学校法人としての歴史と地盤を活かし、「入社」~「定着」~「地域評価」~「紹介」のサイクル確立を意識していると明言。「採用はあくまでも入り口で、定着して貰って知り合いを紹介したいと思える組織作りを常に目指しています」と締めくくりました。

3氏による基調講演後は、AIAI Child Care株式会社で採用を担当する瀬口拓郎氏がファシリテーター役として、パネルディスカッションを行いました。会場の参加者からは、「ライブ配信をする場合は、やはりイケメン保育士をメインにしているのか」「魅力的な職場環境作りで最も重点を置いていることは何か」など質問も多数出るなど、昨今の保育士採用に関する難しさを反映するかのような関心の高さを見せていました。
次回の日本保育連盟の勉強会は8月30日(金)に開催予定。テーマは「保育士育成の成功事例を学ぶ」(案)です。