認定保育士資格創設の趣旨や意義を説明 ~令和7年度東京都予算要望の団体ヒヤリングに出席 都民ファーストの会東京都議団主催~

 保育士の専門性、キャリア形成や待遇を向上させる認定保育士資格の創設を目指している一般社団法人 日本保育連盟(代表理事・杉村栄一)は8月27日、都議会で開催された都民ファーストの会東京都議団が主催する令和7年度東京都予算要望ヒヤリングに出席し、認定保育士資格創設の意義や今後の調査研究、研修カリキュラム編成に至るまでの見通しについて説明を行いました。

 東京都予算要望ヒヤリングは、都議会主要会派が東京都の来年度予算編成に関してさまざまな分野の団体や組織から社会課題や政策に関する要望を取りまとめ、小池百合子知事が行う来年度の予算編成に活かして貰うことを目的に実施されています。日本保育連盟は、認定保育士資格創設に向けた政策要望という観点から今回ヒヤリングに呼んでいただきました。

 ヒヤリングでは、貞松成理事が、認定保育士資格創設の趣旨と意義について「保育士資格の枠を超えて、保育現場の課題を直接的に解決する知識と技術を有した専門性を身につけた保育士の育成を目的としたい」と強調。今後の調査研究に向けては、①日本看護協会が創設している認定看護師をロールモデルとする②保育士の研修プランである東京都キャリアアップ研修を精査する③保育士のキャリアパスの評価事例を参考にするーなどとし、幼児教育や発達心理を専門とする大学教授、行政の専門家、保育事業者から構成された連盟のワーキンググループ(今年4月に発足)のこれまでの議論や今後の研修カリキュラムの必要性などについて説明を行いました。

 ヒヤリングの最後に杉村代表理事は、「我々がいくらワーキンググループでカリキュラムを開いても行政が本気になって資格創設の必要性を感じてもらわないと認定保育士は誕生しない。東京都が真剣に認定保育士を必要とするために、どういう調査をしていくかという観点から東京都に要望していきたいと考えています」と、東京都と連携していくことの重要さを改めて強調しました。

【ヒヤリングを行った都民ファーストの会東京都議団(敬称略)】
・後藤なみ・政務調査会長(足立区)
・森口つかさ・副政務調査会長(新宿区)
・あかねがくぼかよ子・副政務調査会長(杉並区)
・平慶翔・副政務調査会長(千代田区)
・白戸太朗(江東区)
・龍円あいり(渋谷区)
・こまざき美紀(北区)
・小山くにひこ・顧問(府中市)

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